「東京農工大の入試科目や対策法って?」「関東にある獣医学部に行きたい」と思っている方はいませんか?大学選びにおいて入試科目は重要なチェックポイントですよね。また、それぞれの大学に応じて対策が少しずつ変わりますよね。
今回は東京農工大の獣医学部、もしくは関東の獣医学部に興味のある方に向けて、東京農工大の入試科目と勉強法をご紹介します!ぜひ参考にしてくださいね!
東京農工大の入試科目は?
まず東京農工大の入試科目・入試日程について、共通テストと二次試験に分けてみていきたいと思います。
※以下は令和5年度の募集要項をもとにしています。最新の受験情報は東京農工大学HPからご確認ください。
配点・募集人数について
前期試験 | 後期試験 | |
募集人数 | 25人 | 6人 |
共通テスト | 5教科7科目(900点満点) 【国語】国語(200) 【数学】数1A必須、数2B・簿記・情報から1科目選択、計2科目(200) 【理科】物理・化学・生物から2(200)※理科は、基礎科目からの選択不可 【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す](200[70]) 《地歴》世界史A・日本史A・地理A・世界史B・日本史B・地理Bから選択(100)《公民》「倫理・政経」(100)●選択→地歴・公民から1科目 | 5教科7科目(900点満点) 【国語】国語(200) 【数学】数1A必須、数2B・簿記・情報から1科目選択、計2科目(200) 【理科】物理・化学・生物から2(200)※理科は、基礎科目からの選択不可 【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す](200[70]) 《地歴》世界史A・日本史A・地理A・世界史B・日本史B・地理Bから選択(100)《公民》「倫理・政経」(100)●選択→地歴・公民から1科目 |
二次試験 | 3教科(700点満点) 【数学】数ⅠA(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数IIB(数列・ベクトル)・数Ⅲ(200) 【理科】「物理基礎・物理」・「化学基礎・化学」・「生物基礎・生物」から2科目選択(300) 【外国語】コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語Ⅲ・英語表現I・英語表現II(200)※英語は英語会話も課す | 1科目(400点満点) 【外国語】コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語Ⅲ・英語表現I・英語表現II(400)※英語は英語会話も課す |
前期試験、後期試験ともに共通テストの配点の割合が高いため、共通テスト対策を十分にしておく必要があります。
東京農工大学共同獣医学科の前期の入試科目としては、
・数Ⅲが必要となる
・英語で英語会話が課される
ということが大きな特徴です。
後期試験では英語のみですが、前期試験同様英語会話が課されます。
また、募集人数も少ないため、共通テストで出来るだけ高い点数を取っておく必要があります。
東京農工大学の偏差値について知りたい方はこちらから👇
入試日程について
東京農工大の受験にかかわる日程は以下の表のようになります。
出願期間 | 試験日 | 合格発表 | |
共通テスト | 9/25~10/5 | 1/13・14(追試1/27・28) | ー |
前期試験 | 1/23~2/3 | 2/25 | 3/8 |
後期試験 | 1/23~2/3 | 3/12 | 3/22 |
入試日程はほかの大学とおよそ同じです。
大学周辺の宿泊施設や、試験日前後の飛行機は予約がいっぱいになりやすいです。
受験が決まった時点で早めに予約しておくようにしましょう。
そのほかの入試形式について
東京農工大では、前期・後期のほかにも、学校推薦型選抜で4名、学校型推薦型選抜(産業動物獣医師養成枠)で若干名(最大2名程度)を募集しています。
東京農工大共同獣医学科の二次試験の傾向は?
ここまで東京農工大の入試科目や入試日程について話してきましたね。
続いて東京農工大学の二次試験の詳しい試験内容についてみていきましょう!
前期試験
前期試験の時間配分は英語は60分、数学は120分、理科は2科目を続けて解いて160分となっています。
英語
英語は大問3題で、読解問題と英作文問題で構成されています。
読解問題は、語数・文章の難易度ともに標準的ですが、下線部の和訳や内容説明の記述問題・空所補充など、様々な問い方で受験生の文章理解度を試す構成になっています。
英作文は例年第3問で出題され、受験生が苦手とする分野でもあります。
語数や例示数などの細かい条件設定も多いので、しっかりと問題を読みましょう。
また、英語では英語会話が課されますね。会話問題では、難しい会話表現を問われることは多くありません。
会話の流れに沿って、適切な選択肢を空所に当てはめていく問題や、会話の内容に関する選択肢問題が主に出題されています。
数学
数学では特殊な問題はなく、日ごろから標準的な問題を確実にこなせば十分に対応できるレベルの問題が中心です。
ただし、数Ⅲの微分・積分を中心に、繁雑な計算が求められる問題が多く見受けられます。
物理
物理は大学入試の典型的な題材が使われているものの、一歩踏み込んだ考察力が求められる問題も多く見受けられます。
また、選択、導出過程記述、作図、空所補充など、さまざまな形式での出題があります。
化学
化学の最大の特徴は、問題文が長く設定の理解に時間のかかる問題が多いことです。
また、計算問題で計算過程を書かせたり、観察される現象を説明させる問題もあり、記述力が求められます。
生物
生物は、全体として基本的な知識と理解で解答できるものが多いです。各分野からまんべんなく出題されるので、まずは基礎項目をくまなくおさえましょう。
ただし、やや難しい実験考察問題も出題されるので注意が必要です。
後期試験
後期試験の英語の試験時間は100分間となっています。
英語
前期試験よりも問題数はより多く、問題文もより長くなってしまい、全部を完璧に解くというのは難しいでしょう。
また、長文の内容も社会的問題や科学的な研究に関することなど、英語が読めるというだけでは理解し解答するのが難しい問題が出されることもあります。
東京農工大受験の科目別の対策は?
対策としてまず過去問を解き、難しいと思ったポイントや問題傾向をしっかりと把握することが重要です。
そしてどの科目においても問題の難易度は標準、もしくはやや難のものが多いため、多くの難しい問題をこなしていくというよりも基礎固めを確実に行い、少しずつやや難しい問題に取り組むという対策があっているでしょう。
英語
英語は問題文がとにかく長いため、長文を読むことに慣れること、そして多様なテーマに関する文章に触れておくことが重要です。
長文に慣れるために参考書も一つの手ですが、他大学の過去問を使うと実際の試験形式に慣れることもできます。
おすすめの問題集としては、「やっておきたい英語長文シリーズ」があげられます。この問題集では長文に慣れることができることだけでなく、様々なテーマの長文も読めること、解答・解説もしっかりとしていることがアピールポイントです。
数学
数学は数Ⅲの問題の割合が大きく、計算量も多いため、自分に合った問題集や参考書を利用して、計算をできるだけ早く、ミスを少なくしていき、確実に得点できるように意識して対策していくといいでしょう。
理科
理科の実際の試験では自分が選択した2科目を続けて160分間で解く形式になっています。
したがって、160分をどのような配分で2科目を解くのかということも高得点のポイントとなってきます。
また、どの科目も問題文が長い傾向にあるため、その問題文をできるだけ短時間で理解するという力も必要となってきますね。
そのためには、まず過去問を解き時間配分について考えましょう。
そして、特に理科は参考書だけで対策しようとすると、参考書で実際の入試問題同様の長さの問題文を扱っているものが少ないため、理科の長い問題設定に慣れるということが不十分になりがちです。
そこで理科は東京農工大の過去問はもちろん、他大学の傾向の似ている過去問を解くという対策も一つの手だと思います。
生物の勉強法についてもっと詳しく知りたい方はこちらから👇
まとめ
ここまでの東京農工大の入試科目や入試日程、そして各科目別の特徴・対策はどうでしたか?
東京農工大学獣医学科の問題は難易度はさほど高くはありませんが、問題の量、内容把握という点で対策が必要ですね。皆さん自身でも実際に過去問を解き、様々な情報を得て合格のための計画を立てていきましょう!
コメント