受験生のみなさんの中で、スケジュールを立ててから勉強したいけれど「スケジュールを詰め込みすぎて、全然終わらなかった…」「そもそもスケジュールの立て方がわからない…」という思いを抱えている人はいませんか?
スケジュールを詰め込んでその通りに勉強が進まないと、自分が怠けたように感じて焦ってしまいますよね…
逆にスケジュールを立てずにいて、気づいたら何も勉強せずに夕方になっていた…なんてことも。
スケジュールを立ててから勉強することは、時間に制限のある受験生にとって効率的に勉強するために大切なことです。
この記事では最後に合格を勝ち取るためのスケジュールの立て方と、立てたスケジュールを確実にこなす方法について説明していきます。ぜひ参考にしてください。
勉強法が知りたい人は、こちらの記事も併せてお読みください。
スケジュール管理は難しい
前述したようにスケジュール管理は受験生にとってとても大切ですが、社会人になってからも苦労する人がいるほど難しいことでもあります。
スケジュール管理を苦手だと思ってしまう人の特徴として以下のようなものが挙げられます。
・一日の自由時間が多い
・予定を立てないとダラダラしてしまう
ここからは、どうしてこのような人がスケジュール管理を失敗してしまうのかについて説明していきます。重い当たる節がある受験生も多いのではないでしょうか。
ぜひ一度立ち止まって、自分のスケジュールの立て方を見直してみてください。
一日の自由時間が多い
スケジュールを立てた時に、自由時間が長時間になっていませんか?
確かに自由時間や休憩を組み込むことは大切なことです。
でもその時間が長すぎては、十分な勉強時間を確保できなくなってしまいます。
例えば「一日に10時間勉強する」と聞いたら、皆さんは自由時間はほとんどないと思いますか?
実はそんなことはありません。一例ですが計算してみましょう。
24時間−10時間(勉強時間)−7時間(睡眠時間)−4時間(食事・入浴・身支度等)=3時間
3時間あれば自分の好きなことをして、自由時間を十分満喫できますよね。
自由時間を多く設定してしまう人は、先に自由時間を確保してからスケジュールを立てていることが多いです。そうすると、逆算した時に勉強時間を削ることになってしまうのです。
予定を立てないとダラダラしてしまう
「スケジュールを立てるとかえって勉強がうまく進まないから、当日の気分でやりたい勉強をしよう」とスケジュールを立てないのも大きな間違いです。
スケジュールを立てないと勉強開始のスイッチがなかなか入らず、一日を無駄に過ごしてしまいます。また長時間勉強しているように見えても、集中せずにダラダラ勉強してしまっている可能性があります。
「8時から12時まで勉強し、その後は自由時間」などと決めることで時間に制限が生まれ、集中力が上がります。
逆に時間を設定しないといくらでも時間があるように感じてしまうため、時間を無駄にしているケースがとても多いのです。
生活の軸となる時間を決めよう
上手なスケジュール管理をするためには、まず普段の生活でほとんど動かないような軸となる時間を考えることが大切です。
ここからはこの生活の軸となる時間について、具体的にどのようなものを設定すればいいのかと、それを決めた後のスケジュールの立て方を説明していきます。
一日のうちで必ずすることを見つけよう
まず、一日のうちで必ずすることを考えてみましょう。
例えば、現役生なら学校の時間や部活動の時間は基本的に決まった曜日・時間に必ずすることですよね。浪人生なら予備校の時間などがこれにあたると思います。
またこれ以外にも、習い事の時間や食事・入浴・睡眠などの時間もありますね。
このように一日のうちで自分が必ずすることを見つけると、それに充てる時間は物理的に自習勉強ができない時間になります。
これが可視化されることで、自分が一日に勉強に充てられる時間がどのくらいあるかを明確にできます。
残った時間に予定を入れよう
前述したように一日のうちで必ずすることが決まったら、それ以外の時間に勉強の予定を組んでいきます。
まず、一週間のうち勉強に充てられる時間によっていくつかのパターンに分けると良いですよ。
例えばパターン1が部活がある日、パターン2が部活がない日という具合です。
分類したパターンごとに、残っている時間を勉強の時間と休憩等のその他の時間に振り分けていきます。
こうすることで、一日のうちで自分が勉強を始めるタイミングが明確になり、毎日のスケジュールがパターン化されます。
スケジュール決定は余裕をもって
ここまでができたら、後は各教科の細かいスケジュールを組んでいきます。
ここで重要なことは、勉強する教科をこまめに変えることと日曜日を丸一日空けておくことです。
勉強する時間だけ決めて、教科ごとのスケジュールを立てない人がよくいますが、余裕を持って細かく教科を組み込むことがスケジュール管理の成功につながります。ぜひ参考にしてくださいね。
勉強する教科を変える時は小休憩を入れよう
スケジュールを立てる時は、勉強する教科をこまめに変えて、その度に小休憩を入れることが大切です。例えば、数学問題演習(50分間)→休憩(10分間)→英語文法(50分間)という具合です。
こうすることで集中が続くだけでなく、自分が一定時間にこなせる学習量がわかるようになります。
また小休憩を組み込んでおくことで、少しだけ前の教科を延長してしまった場合にも計画倒れすることなく、余裕を持ってスケジュールをこなすことができます。
「数学の問題は時間がかかるから3時間通しで数学をやろう」「集中が途切れるまではずっと英語をやろう」というように一つの教科を長時間勉強することは、一見集中できているように感じます。
しかし、これは効率的ではありません。
だんだん集中力や判断力が低下しますし、勉強している教科に偏りが出てしまう危険があります。
日曜日は予備日として丸一日空けておこう
日曜日を空けておくことも大切です。
予備日として、月曜日から土曜日までの間で終わらなかった勉強を片付ける日に設定します。
こうすることで、仮に一日のうちにこなせなかった勉強があっても、心と時間に余裕を持つことができますよ。
その代わり月曜日から土曜日までは、自分がこなすのが少し厳しいと感じるくらいのスケジュールを立て、終わらなかった勉強を書き出しておくようにしましょう。
これを土曜日の夜にまとめ日曜日の予定を決めることで、勉強にメリハリが生まれます。
寝る前に一日の振り返りをしよう
これまでスケジュールの立て方を具体的に書いてきましたが、一番大切なことは自分の勉強を見直し、一日の振り返りをすることです。
毎日寝る前に振り返りをすることで、一日の勉強量・集中度合い・キャパシティ・反省点など様々なことが明確になると思います。
これらを理解した上で、自分に合った勉強スタイルを見つけて、日々スケジュール管理に磨きをかけていくことが必要です。
手帳やノートなどに勉強日記のように記しておくと、後で見返せてさらにいいかもしれませんね。
スケジュールを上手に管理して効率よく勉強しよう!
今回の記事では、スケジュール管理の方法について説明してきました。スケジュールをしっかり管理して勉強することで、メリハリがついて効率的に勉強できるようになります。
受験生の皆さんは、自分に合った勉強スタイルを見つけて上手にスケジュールを立てることで、時間を有効活用してくださいね。
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