東京農工大学獣医学部を目指す受験生の皆さんは、「倍率の高さが心配…」「どんなふうに高い倍率に対処したらいいのかな?」と感じたことも多いのではないでしょうか。
獣医学科のある大学の中でも人気の高い東京農工大学、模試などでの難易度も頭一つ抜けています。
この記事では、学部の特色から2023年度の出願状況、倍率とその対策まで、受験に向けて知っておくべき情報を網羅的に紹介します。自分の受験戦略を練る際の参考にしてくださいね。
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学部の特色と教育カリキュラム
東京農工大学獣医学部は、獣医学の知識と技術を身につけるための多彩な教育体制が用意されています。
特に実践的なスキルを積極的に取り入れた教育が行われており、獣医師としての基礎をしっかりと固めることができます。
また岩手大学との共同獣医学科であるため、東京農工大学の「動物医療センター」と「国際家畜感染症防疫研究教育センター」、 岩手大学の「動物病院」と「動物医学食品安全教育研究センター」両機関の恩恵を受けることが可能です。
東京農工大学は、家畜衛生や公衆衛生分野、高度獣医療分野で活躍できる獣医師の養成を目指しています。
学生生活とキャンパスの雰囲気
キャンパスは自然に囲まれた環境に位置しており、学生たちは学びながらリラックスする空間を楽しむことができます。
また、獣医学部の学生たちの間で様々な交流イベントや勉強会が開催されるため、充実した学生生活を送ることができます。
また、キャンパスから歩いて10分前後の位置にバス停や駅があるため、通学やバイト、休みの日のお出かけにも大変便利です。
学業とプライベート、両方を充実させたい方にとてもおすすめの大学ですよ。
東京農工大学入試の出願状況、倍率は?
ここまで紹介してきた東京農工大学ですが、やはり気になるのが倍率ですよね。
そこでここからは、直近の東京農工大学共同獣医学科の出願状況を年度別にご紹介していきます。
2023年度志願者数と倍率の詳細
2023年度の東京農工大学獣医学部の志願者数は以下のようになりました。
募集人数 | 志願者数 | 倍率 | |
前期試験 | 25 | 132 | 5.3 |
後期試験 | 6 | 87 | 14.5 |
国立大学の獣医学科の前期試験は基本的に4倍以上になる傾向があります。
そのため、東京農工大学の前期試験の倍率は他の国立獣医学科と比較すると平均くらいに位置しています。
また、国立の獣医学科の後期試験の倍率は10数倍になる傾向があるため、後期試験の面でも東京農工大学の倍率は平均くらいの位置に収まっていたと考えてよいでしょう。
年度別の倍率の変動とその要因
ここからは、過去6年間の東京農工大学共同獣医学科の一般入試の倍率を見ていきましょう。
年度 | 募集人数 | 倍率(志願者数) |
2022年度 | 35人 | 7.6倍(266人) |
2021年度 | 35人 | 7.6倍(265人) |
2020年度 | 35人 | 7.6倍(264人) |
2019年度 | 35人 | 9.2倍(322人) |
2018年度 | 35人 | 7.5倍(261人) |
2017年度 | 35人 | 10.3倍(362人) |
上記の出願状況を詳細に確認すると、最低でも7倍以上の倍率を叩き出していることがわかります。
この数値は国立の獣医学科の中でもトップクラスに高く、東京農工大学獣医学部が安定した人気を保っていることがわかります。
しかし年度によって志願者数や倍率には変動が見られるため、受験を検討している方は、最新の出願状況や学部の動向を把握し、受験戦略を慎重に計画することをおすすめします。
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倍率、どう対策すればいい?
ここまで東京農工大学の倍率について詳しく解説を行ってきました。
では、この非常に倍率が高い中で、どのように東京農工大学を攻略していけばいいのでしょうか?
そこでここからは、倍率が高い試験への対策方法を紹介します。
高倍率を克服するための勉強法
高倍率の試験を突破するための方法としては、大きく以下のことが挙げられます。
- 早め早めに計画を立てる
- 過去問で傾向を掴む
- 一人ではなく複数人で勉強する
一つずつ見てみましょう。
1. 早めの計画とスケジューリング
受験勉強は、到達すべき目標や試験の日付が初めから明確に定められています。
そのため、「いつまでに」「どれくらい」成績を上げなければならないのかの計画を早めに立てておきましょう。
模試で自分と合格点との距離を測り、そこに向けた勉強の計画を立てます。
必ずしも計画通りに進むとは限らないため、ギリギリではなく、余裕を持った計画を立てることが大切です。
\計画の立て方がわからないよ…という方はこちらの記事をチェック!/
2. 過去問の活用
効率よく成績を上げていくためには、どのような分野をどれくらい理解しておく必要があるのかを把握し、それに向けた最適な勉強をするのが大切です。
そのためには、過去問を活用して問題の傾向を掴む作業が欠かせません。
最低でも過去3−5年の過去問を分析し、どんな問題が多く出るのか、どんな形式で出題されるのが多いのかを確認しておきましょう。
問題をみても傾向がなかなか掴めないという方は、学校の先生に聞いてみたり、これらの記事を参考にしてくださいね。
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3. グループ学習
一人ではなく複数人で行うことで、勉強の質はさらに高まります。
同じ志望校でなくとも、友達や恋人と問題を出し合ったり説明し合うことで、知識の定着速度は何倍にもなります。
一人で勉強する場合でも、他の人に説明できるくらい理解しておくことで問題の出し方が変わった時や複雑な問題が出題された時にも難なく対応することができるようになりますよ。
倍率を考慮した受験戦略
高倍率をうまく乗り越えていくには、勉強法の工夫以外にも様々な戦略が大切です。
そこでここからは、高倍率を乗り越えていくための具体的な対策をいくつか紹介します。
第一志望以外の学部や大学も検討
「東京農工大学に入りたい!」という皆さんの夢はもちろん大切です。
しかし、「獣医師」という夢を叶えるためにはリスクのことも考えましょう。
特に高倍率の学部を狙う場合、第一志望以外にもセーフティースクールを設定することが大切です。
例えば、倍率が低めの学部や別の獣医学部も視野に入れておくと、もし第一志望に落ちても次の選択肢が用意されています。
\「後悔しない大学選びをしたい!」という方はこちらの記事をチェック!/
受験情報の最新化
受験に関する情報は常に変わっています。過去問の傾向や出願状況など、しっかりと最新情報をチェックしましょう。
最新の情報をもとに戦略を組むことで、競争力を高めることが可能です。
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しっかりと対策して東京農工大学の高倍率を攻略しよう!
今回の記事では、東京農工大学の倍率について解説を行いました。
数ある獣医大学の中でも人気で年ごとの倍率差が小さいことが特徴な東京農工大学、高倍率対策を行わずして合格は難しいと考えるのが妥当でしょう。
今回紹介した様々な対策を実施して、合格を掴んでくださいね。
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