受験生の皆さんの中で、「模試などで緊張して、本来の力を出しきれない…」「試験中に頭が真っ白になった経験があって不安…」と思っている人はいませんか?
実は、私も受験生時代に苦しめられた悩みでした。本番になると「失敗したくない!」「どうしても合格したい!」と思うあまり、緊張してしまいますよね。
しかし、緊張して今までの努力や勉強の成果が出しきれないのはとても悲しいことです。
そこで今回の記事では、受験生の皆さんが受験本番できちんと自分の実力を出し切れるように、試験中に焦ってしまう原因と、試験中に焦らないための対策5選を紹介します。
緊張しやすい人や、パニックになってしまった経験がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。
獣医学部の倍率の仕組みについて知りたい方はこちらも読んでみてくださいね!
試験中に焦るのはなぜ?
まず、受験本番や試験の時に焦ってしまったりパニックになってしまったりする原因はなんでしょうか?
考えられる理由は以下のようなものがあります。
・良い点数を取りたいという願望が強すぎる
・十分な対策ができていない自覚がある
・時間に追われて正確な判断ができなくなる
ここからは上記の3つについて細かく説明していきます。思い当たる人は、自分と照らし合わせて読んでみてください。
良い点数を取りたいという願望が強すぎる
受験生の皆さんの間では、もっとも多い理由の一つだと思われるのがこれです。
志望校合格のために、今まで一生懸命勉強してきた皆さんだからこそ、「絶対に失敗したくない!」と強く思ってしまいますよね。
もちろん強い意志を持って受験に臨むのはとても大切なことです。しかしその思いが強すぎると、より良い点数を取りたいと思ってしまい、自分に対して少しのミスも許せなくなってしまいます。
受験本番にはなかなか正解できないような難問も出題されることがしばしばですが、できなかった問題が少しあるだけで焦ってしまうケースがよくあるようです。
十分な対策ができていない自覚がある
苦手分野の勉強があまり間に合わなかったり、受験本番までなかなか思うように勉強が進まなかった人に多いのがこの理由です。
本来、受験当日までに全ての科目の全ての範囲を完璧にできるのが理想ですが、なかなかそうはいきませんよね。
どうしても苦手な分野が残っていたり、対策を十分にとれていない自覚がある人は、「もしわからない問題が出てきたらどうしよう…」と不安になってしまうことがあるようです。
時間に追われて正確な判断ができなくなる
自習の時とは違い、試験本番は厳しい時間制限の下で問題を解かなければなりませんよね。そこで起こりやすいのがこの理由です。
時間に追われていると、人はなかなか冷静になることができません。また時間内に絶対に正確な答えを出そうとすればするほど、緊張してしまいます。
特に獣医学部受験では、共通テストも二次試験も含めて、厳しい時間配分を強いている試験が多いです。
そのため、全てを解き切らなければならないプレッシャーで焦ってしまうことがあるのです。
実際に、本番でどのくらい点数を取ったらいいか知りたい方は以下の記事もチェック!
試験本番で焦らないようにするための対策5選!
これまでで、試験本番で焦ってしまう原因が理解できたと思います。皆さんはどの理由が一番自分に当てはまっていると思ったでしょうか?
ここからは実際に試験本番で焦らずに、自分の実力を最大限発揮するための対策を5つ紹介します。
大切な本番で失敗したくない受験生は必見です!ぜひ参考にして、自分の努力の成果を十分に出し切れるようにしてくださいね。
①満点を取ろうとしない
まず初めに一番大切なことは、本番で満点を取ろうとしないことです。
確かに獣医学部は共通テストの配点が高いので、共通テストに関しては高得点を取る必要があります。
しかしどんなに得意科目で、数問間違えてしまったとしても、点数としては10点も変わらないでしょう。
その10点を嘆き焦ってしまうことにより、その後の試験に集中できない方が大損失になってしまうことは間違いありません。二次試験であれば、難問も含まれるためなおさらです。
そのため、受験本番では満点を取るつもりではなく、「何問か間違えても大丈夫!」というふうにリラックスしましょう。
②試験前に厚い参考書や教科書を見ない
試験直前になって、参考書やノートで最後の確認をする人は多いですよね。
もちろん本番の試験の直前まで知識の整理をすることはとても大切です。
しかし分厚い参考書や教科書を開いてしまうと、本来は受験に出題されないようなマニアックな知識まで載っていることが多く、自分が知らない知識に不安になってしまいます。
そのため受験当日に試験会場に持っていくものは、自分だけのまとめノートや単語帳など、自分が一生懸命勉強したポイントがまとめられているものだけにすることがおすすめです。
ちなみに私は受験生時代、手帳に毎日の勉強時間を記載していたので「これだけやったんだから大丈夫」と、自信を持つためにその手帳を見ていました。
③休み時間に周囲の人と答え合わせをしない
共通テスト会場や、試験会場で同級生や友達に遭遇することはよくある話ですが、休み時間に友達と試験問題について話すことが良くないケースがあります。
休み時間に前の試験の答え合わせや感想を話してしまうと、自分が間違ってしまった部分などが浮き彫りになりますよね。
すると次の科目で良い点数を取らなければならないというプレッシャーが生まれてしまいます。
そのため、できるだけ休み時間は一人で過ごすことが得策です。また周囲の人が答え合わせなどの話をしているのが聞こえてきた時のために、耳栓やイヤホンを持参するのがおすすめです。
④朝食や昼食をしっかり食べる
試験当日、朝忙しいことや勉強することを理由に、朝食や昼食を抜く人がたまにいます。しかしこれは逆効果です。
朝食や昼食をしっかり食べないと、頭に糖分が行き届きません。そうすると思考力や集中力が落ちるため、普段できているような簡単な問題でミスをしたり焦ったりする原因になってしまいます。
そのためお腹が空いていなくても、できるだけ頭に糖分がいきやすいメニューを摂るべきです。
しかし食べすぎは禁物です。食べすぎてしまうと、かえって糖分が回りすぎてしまい眠くなってしまいます。
適量を食べて試験に備えることが重要なのです。
⑤試験当日までに一生懸命勉強して、万全の状態にしておく
当たり前のことになりますが、試験当日にどんな問題が出てきても大丈夫なように日々の勉強をコツコツしておくことが大切です。
もちろん苦手は誰にでもありますが、苦手な問題も何度も反復して、少しでも苦手意識を薄れさせておくことで本番に焦らずに済むでしょう。
また試験本番と同じスケジュールで、過去問や類似問題を時間を測って解いてみるのもおすすめです。
例えば午前10時から2時間数学の試験があることがわかっているのならば、実際に過去問を午前10時から2時間時間を測って解いてみます。
これによって体感で試験慣れすることができ、本番の緊張感を事前に味わうことができます。
そうすることで、いざ本番の時に焦ることなく問題に取り組めるのです。
焦らないための対策をして、本番で実力を発揮しよう!
今回の記事では、試験本番に焦ってしまう理由と、その対策を5つ紹介してきました。
受験生の皆さんは一生懸命勉強をした成果を存分に発揮するために、模試などで練習を重ね、ぜひ参考にして試験を乗り切ってくださいね。
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