「獣医になるためには高校の偏差値がどれくらい必要?」「高校の偏差値が低かったらもう獣医にはなれないの?」と心配に思っている中学生、高校生の皆さんは多いのではないでしょうか。
獣医学部は非常に難しい学部ですのでもちろんそれなりの偏差値は必要となりますが、努力次第ではどんな高校に通っている人でも十分に合格できる可能性があります。
今回の記事では、どれくらいの偏差値があれば獣医学部合格を目指せるレベルと言えるのか、どのような高校が獣医学部合格を目指すのに適しているのかについて解説をしていきます。
獣医になりたいと考えている中学生・高校生の皆さんはぜひ参考にしてくださいね。
獣医になるにはどうしたらいい?
獣医になるには、6年制の獣医学科に入学し必要な勉強を全て完了させる必要があります。
6年間の勉強が終わると「獣医師国家試験」を受験するための資格が与えられ、その試験に合格すると晴れて「獣医師」となることができます。
もちろんとても長い道のりですし、6年間しっかりと勉強をしなければ合格することは難しいです。
獣医師になるためには高校の偏差値がどれくらい必要?
先述のように、獣医師になるためには長い期間しっかりと勉強を行い国家試験に合格する必要があります。つまり「大学に入学しただけでは獣医師にはなれない」ということです。
これを踏まえて、「大学に入学し、かつ6年間勉強して国家試験に合格する」ような学力を養うためにはどのような偏差値・教育方針の高校が適しているのでしょうか。
高校の偏差値は最低でも55くらい欲しい!
まず高校の偏差値ですが、最低でも55くらいあると獣医学部の現役合格を目指すことが可能です。
もちろん一概に「高校」というくくりで見るのではなく「あなたの偏差値」がどのくらいなのかが1番大切なので、この数字はあくまで目安です。
獣医学科の入試は非常に難しく、難易度だけで言えば九州大学や北海道大学に匹敵します。
共通テストでいうと650〜750点くらいが合格圏内で、この点数は受験生全体でも上位です。
「偏差値50」は集団の中の平均を指すため、受験生全体での上位を狙うのであれば「平均よりも少し上」である偏差値55くらいが合格を狙えるギリギリの範囲だと考えるのが妥当でしょう。
「自分のレベルがどれくらいかわからない…」という方は、個別指導塾の無料相談などをしてみるのも手です。
料金をかけずに、客観的な意見を聞くことができますよ。
獣医学部合格に向いている高校とは?
獣医学部合格に向いている高校とは、ズバリ「生徒の自主性を重んじる高校」です!
獣医学部は数ある理系学部の中でも非常に特殊で、多くの大学で「数学Ⅲ」という分野が必要ありません。数学Ⅲは理系なら必ずカリキュラムに組み込まれている分野で、高校3年生の数学の授業の大半を占めています。
そのため、宿題で大量に数Ⅲの問題を出され時間の無駄になってしまう事態が続出します。
「それなら文系に進めばいいんじゃ?」と思うかもしれませんが、そうはいきません。
獣医学部入試では、理系で学習する専門の理科が出題されるんです。
こうした理由で、獣医受験生は「数Ⅲは必要ないのに専門の理科は必要」という非常に難しい立場に置かれます。型にはまった大量の宿題を出す高校では少し厳しいですよね。
そのため、「生徒の自主性を重んじる高校」で自分に合った勉強を進めていくのが大切なのです。
6年制獣医学部の大学受験の難易度は?
ここまで獣医になるために必要な高校の偏差値についてお話ししてきましたが、そもそも6年制獣医学部の難易度はどれくらい高いのでしょうか。
偏差値は62〜71 簡単で偏差値の低い大学はない
6年制の獣医学部は全国でも17校しかなく、どこの大学もとても志望者が多い状況です。
そのため必要な偏差値もとても高く、最低でも62の偏差値が必要とされています。
そのため獣医になるための大学で「合格しやすい穴場」はないと考えた方が良いでしょう。
高校の勉強をしっかりと理解し、かつ何度も練習することでようやく合格を掴むことができるのです。
👇 大学の偏差値についてより深く知りたい人はこちらの記事をチェック
獣医になりたいけど成績が悪い!どうしたらいい?
ここまで読んで、「獣医になるには高い偏差値が必要なのはわかったけど、自分は成績が悪い…」「こんな高校の偏差値じゃ獣医にはなれないのかな…」と感じている中学生・高校生の皆さん、諦めるにはまだ早いです!
ここから、獣医になりたいけど成績の振るわない皆さんへ偏差値を上げて獣医になるための打開策をご紹介します。
自分の今のレベルを知ろう
成績を上げるためにまず必要なステップは「自分に今何が足りてないのか」を知ることです。
日頃の授業や模試の成績を振り返って、自分がどんな科目や問題で点数を落としているのか明確にしましょう。教科ごとに紙に書き出してみるとわかりやすいです。
こうすることで、第一関門である「獣医になるための偏差値」と自分との距離をはっきりさせることができるのです。
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塾や予備校を利用してみよう
「自分の勉強では自信があまりない…」という方は、塾や予備校を利用してみるのも手です。
塾や予備校の先生は受験のプロなので、もちろん獣医学部入試に関しても一定の知識をお持ちです。
また個別指導であれば、学校の授業ではなかなか対応のしにくい獣医学部受験にも柔軟に対応してもらえます。
「本当に獣医学部受験に役立つのかな…?」「中学生のうちから獣医学部を見据えて動きたいんだけどな…」という方は、一度無料相談をされることをおすすめします。
いま抱かれている疑問に関しても、適切な答えをもらえると思いますよ。
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具体的なスケジュールを立てよう
自分がどれだけ目標から離れているかをはっきりさせたら、どういう風に苦手な箇所やわかっていないところを勉強していくかのスケジュールを立てていきましょう。
「○日までにここを終わらせる!」など小さな目標をたて、そこから逆算して1日当たりのやることを決めると無理なくスムーズに進めていくことができますよ。
👇 スケジュール作りについてより深く知りたい人はこちらの記事をチェック!
獣医になるには高校の偏差値が55必要!
いかがでしたか?今回の記事では、獣医になるために必要な高校の偏差値についてお話ししました。
受験生全体でもかなり上位の方に食い込まなければならない獣医受験、高校のうちから「平均ちょい上」の偏差値55くらいは確保しておいた方が得策です。
成績が思うように伸びない人は「何が足りないのか」「どのような予定で勉強を進めていくか」を明確にして受験勉強に臨んでみましょう。きっと、闇雲に勉強するよりも実るものは大きいと思いますよ。
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