今回は私立獣医の中でも中堅に位置するといわれている麻布大学の難易度について詳しく説明していきます。
私立獣医は難易度がなかなかわかりづらく、自分が合格するにはどのくらいの学力がいるのか不安に思う方も多いと思います。
そんな方は今回の記事を読んでみて不安を解消していきましょう。
麻布大学獣医学部の偏差値ってどれくらい?

偏差値は日本の教育システムで使われる学力や成績を評価するための指標です。
あなたの学校には100人の生徒がいるクラスがあるとします。あるテストの結果をみんなで集計して、平均点が60点だとします。
この時、そのテストの平均点を基準にして、各生徒の成績がどれだけ平均からずれているかを示すのが偏差値です。偏差値は、平均点を50、標準偏差を10として計算されます。標準偏差は、成績のばらつきを表す指標です。
では、麻布大学獣医学部の偏差値はどれくらいなのでしょうか。
2023年度の最新偏差値
獣医/獣医 第Ⅰ期A日程 | 60.0 |
獣医/獣医 第Ⅰ期D日程 | 57.5 |
獣医/動物応用化学 第Ⅰ期 | BF |
倍率も年々少しづつではありますが減少しており、大幅な変化は見られないでしょう。
2023年現在の麻布大学の最新偏差値はBF〜60.0となっています。
去年の偏差値はBF~60.0で、今年と比べての変動はありません。
全国の獣医学部との比較ランキング
全国の私立獣医(獣医学科)偏差値ランキング
1 | 日本獣医生命科学大学 | 62.5 |
2 | 麻布大学 | 57.5~60.0 |
2 | 日本大学 | 57.5~60.0 |
4 | 北里大学 | 57.5 |
5 | 酪農学園大学 | 55.0 |
6 | 岡山理科大学 | 55.0 |
麻布大学(獣医学科)の偏差値は57.5から60.0となっており全国の私立獣医で日本大学と同率で二番に位置しています。
トップである日本獣医生命科学大学の偏差値とは2.5〜5.0の差があります。
麻布大学も日本大学も受験日程の違いで偏差値に違いがあります。
例えば麻布大学では獣医学科においてA日程では偏差値60.0ですが、D日程では偏差値57.5となっています。この入試日程は2024年度入試から変更されるので注意してください。
この差が生まれる理由としては、募集人数の差があげられます。
A日程は8人しか募集しないのに対し、D日程は62人募集しています。
そのため合格に必要な学力に差が生まれ、偏差値が変化しているのです
都内の獣医学部との比較
ここで都内の私立大学である日本獣医生命科学大学との比較をしていきましょう。
まず獣医学科の偏差値の比較です。
日本獣医生命大学 | 62.5 |
麻布大学 | 57.5~60.0 |
偏差値に関しては上記でも述べたように日本獣医生命科学大学のほうが2.5〜5.0高いことがわかります。
次に2023年の一般選抜における倍率を比較していきましょう。
日本獣医生命科学大学 | ※6.7 |
麻布大学 | 6.7 |
※3つの一般入試における合格者/受験者
日本獣医生命科学大学も麻布大学も入試方式には少々違いはあれど一般入試に関しては倍率に大差が無いことがわかります。
次に推薦での倍率について比較していきましょう。
日本獣医生命科学大学 | 3.8 |
麻布大学 | 2.6 |
推薦の倍率に関しては日本獣医生命科学大学のほうが高いことがわかります。私立トップ獣医の人気があると言えるでしょう。
交通のアクセスとして麻布大学はJR横浜線 矢部駅から徒歩4分、大学の最寄り駅であるJR矢部駅へは、新宿、渋谷、横浜駅などからいずれも約1時間でアクセス可能。することができます。さらに新幹線を利用すれば新横浜駅から約30分で到着できます。
また、日本獣医生命科学大学はJR中央線「武蔵境」駅南口より徒歩2分、JR中央線「武蔵境」駅が最寄り駅となります。
交通の便では東京都心部により近く駅近でもある日本獣医生命科学大学に軍配が上がるでしょうし、バイトのしやすさという点でも日本獣医生命科学大学が強いと言えるのではなでしょうか。
偏差値が近い私立大学との比較
麻布大学と偏差値が近い大学である日本大学と北里大学と比較していきましょう。
麻布大学 | 57.5~60.0 |
日本大学 | 57.5~60.0 |
北里大学 | 57.5 |
まず日本大学は偏差値が57.5~60.0となっていて麻布大学と同じです。
日本大学の特色として動物の健康を保ち増進するとともに、人間の健康と福祉に寄与することを重視しており、総合大学のスケールメリットを生かした多彩な教育・研究を行っています。
北里大学は偏差値が57.5となっていて麻布大学と大きな違いはありません。特色としては「動物生命科学」を主軸とした幅広いテーマを扱っています。
一年次は相模原キャンパスで学び、二年次から自然環境に恵まれた十和田キャンパスで学びます。
なぜ麻布大学獣医学部の偏差値が高いの?

なぜ麻布大学の偏差値が高いのでしょうか?
主な理由としては以下の二つをあげることができます。
- 最先端の研究室と設備
- 実際の動物との実習が豊富
最先端の研究室と設備
麻布大学獣医学部には、日本の獣医学系の大学では最多を数える40の研究室を設置しています。
基礎獣医学系、病理獣医系、環境獣医系、生産獣医学系、臨床獣医学系から多角的に学べます。
教員と学生との距離が近い密度の濃い教育により、高いスキルと思考力が養えるのも特徴です。
三年次から研究室での活動が可能で、希望者はなんと一年次から研究室での活動が可能となります。
実際の動物との実習が豊富
麻布大学は産業動物臨床センターと獣医臨床センターをもち、動物のいる実習施設が充実しています。
麻布大学の産業動物臨床教育センター(LAVEC)は、油圧式手術台や電動式天井クレーン、大型モニターなどの先端設備を備えており、大型動物の手術を容易に行えます。
これらの設備を使って、地域の畜産農家は臨床教員と協力して牛や馬の治療を学ぶことが可能です。
また、麻布大学の獣医臨床センターには、地下1階から地上2階に麻布大学附属動物病院があります。国内の獣医学系大学の動物病院としては、トップクラスの規模です。
最新の医療機器を備え、年間約1万4千症例の診療を行うと同時に、学生たちが臨床実践を学ぶ場としても機能しています。
地上階は獣医学部棟と接続され、4階と5階は実習室です。
これらの充実した実習施設による実践的な実習により科学的な思考方法や実践的なスキルを身につけることができます。
推薦入試も選択肢に!

麻布大学の合格を目指している方は、推薦入試も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
麻布大学の推薦入試は基礎学力を判定するペーパーテスト、小論文、口頭試問からなります。
出願資格としては「高等学校又は中等教育学校を卒業したもの及び卒業見込みの者で、学校長が責任を持って推薦できるもの」とされており、内申点が高いほうが安心かもしれません。
推薦入試はチャンスを増やすことができますが、11月に試験があるので9月から10月にかけて小論文の対策と口頭試問の両方を同時に対策する必要があります。
一般の対策もおろそかにはできないので、それなりの覚悟を持って効率よく取り組むことが求められます。
麻布大学獣医学部の魅力と学びの深さ

ここまで、麻布大学の偏差値についてお話ししてきました。
志願者数の多さから、合格するには高い学力を持っておく必要があります。
では、そこまで多くの受験生を惹きつける麻布大学獣医学部の魅力とは何なのでしょうか。またどんなことを学んでいくのでしょうか。
獣医学科は「動物や生命の基礎」「さまざまな病気の成り立ち」「牛や豚などの産業動物」「動物の診療や治療」「ヒトや動物の取り巻く環境」と五つの学びの観点から、獣医学科の幅広い領域について系統的に学べるカリキュラムを編成しています。
動物応用科学科の特徴
動物応用学科は動物に関する生命科学を土台に、動物に関する実践的な学びを深めていきます。
強靭な基礎力に裏打ちされた上での、バイオ技術、人工授精や繁殖、野生動物の管理、家畜の福祉、イヌやネコ、馬との共生効果など幅広く学び、そしてその分野の研究を発展させて社会貢献に寄与します。
獣医保健看護学科の学び
獣医保険看護学科は教養科目を土台に、愛玩動物看護師になるために必須の科目である「基礎動物学」「愛護・適正飼養学」「基礎動物看護学」「臨床動物看護学」のほか、データサイエンスやキャリア関連科目をバランス良く配置しています。
国家試験合格はもちろんのこと、愛玩動物看護師として社会の幅広いシーンで活躍することを想定したカリキュラムとしています。
高偏差値の麻布大学獣医学部に合格するには?

ここまで麻布大学の偏差値についてお話ししてきましたが、実際に麻布大学への合格を掴み取るにはどうしたらいいのでしょうか?
実際の合格体験談
私は数学が苦手な受験生でした。過去問では初見で6割くらいしか取ることができなかったです。逆に英語と生物は7割から8割の間くらいは取れていました。
数学に危機感を覚えて五年分くらい解き、問題の形式や時間配分に慣れていきながら苦手な単元は基礎問題精講を解きなおしました。
結果7割は平均でも超えるようになり調子のいいときは8割いくようになり、逆に英語と生物は五年程過去問を解くだけで平均8割以上取れました。
結局数学のみがネックだったので過去問7年分と動物応用科学科の過去問を3年分くらい解きました。
その結果Ⅰ期のD日程で合格することができました。本番でも過去問に似た問題が出題されたので過去問ベースで勉強すべきだと思います。
勉強法やオススメの参考書
上記でも述べたように過去問ベースで勉強を進めていくのがいいでしょう。
数学に関しては苦手な分野のみ基礎問題精講を解く方法を採用してみてください。
英語に関しては長文で難しい単語が出ますがその単語の意味をすべて網羅するのは難しいです。過去問を解き前後の文脈からその単語の意味を推測できるように練習してみてください。その力が身につけば安定した点数が取れるでしょう。動物関連の単語は頻出なので一回出てきたものはその都度覚えておくのもありかと思います。
生物に関しては複数の単元をかけあわせたような問題や知識を問う問題が出題されるので間違えた知識問題はノートにどこが間違っているかをまとめたり、生物基礎・生物のすべてという参考書で間違えた知識の周辺知識まで見返したりしていました。
最後に: 麻布大学獣医学部を目指すあなたへ

麻布大学は難関ではありますが、過去問を何年分も解いたりして傾向や時間の使い方を理解すれば合格することができると思います。皆さんの合格にこの記事が少しでも役に立てば幸いです。頑張ってください!
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