共通テストを終えて私立大学の受験まで1カ月を切りましたが、受験の準備はできていますか?
「私立獣医学部の入試ってどう対策すればいいの?」「入試直前は何をすればいいの?」という疑問や不安をお持ちの方はいませんか?
今回は私立獣医学部の受験における勉強法や準備、自己管理についてご紹介していきます!ぜひ参考にしてくださいね!
私立獣医学部の入試直前期の過ごし方
それでは早速共通テスト後から私立試験までの過ごし方についてご紹介します。
最終勉強計画の立て方
私立受験後には国公立受験も控えているため、勉強計画をしっかりと立てていくことが大切です。
私立と国公立では出題傾向がかなり変わっているため、どちらかの対策をしていれば大丈夫とは限りません。
しかし、私立対策が勉強計画の大半を占めていても少し不安に感じますよね。
そこで私は国公立対策の息抜きとして私立対策で私立の過去問を解いていました。
間違えた問題への対処法
私立対策の勉強計画を立てるうえで重要なことは過去問を解く時間と間違いなおしをする時間の配分です。
間違いの問題を解決することは重要ですが、私立の場合それが一番重要とは決して言い切れません。
私立の問題の中にはどの参考書や教科書を探しても書いていない知識問題や国公立試験では聞かれないようなかなり細かいマニアックな問題があります。
このような問題を理解しようと一生懸命教科書を見たり、ネットで調べたりしているとかなり時間が食われてしまいます。よって、私立対策では「質より量」という感覚で過去問をとにかく多く解くような計画を立てていました。
効率的な時間管理
ここまで勉強計画を立てるうえで何を考えるべきかについてお話してきました。
次は時間をどのように管理していくべきかご紹介します。
定番ではありますが、集中力の持続を目的として試験時間を一単位として時間を区切っていくのがおすすめです。
日頃から試験時間と同じだけ集中する
試験時間は90分や120分の大学が多く、日頃からこの時間で勉強していないとなかなか集中力が続きません。
試験時間分の集中力を持続させるために、90分間の勉強と15分間の休憩をワンセットと考えると時間管理がかなり楽になりおすすめです。
また、私立対策の場合、試験時間よりもかなり早めに解き終わることがかなりあったので、私は90分の間に過去問を解くことも間違いなおしをすることも詰め込み、数をこなせるように工夫していました。
私立と国公立の時間配分
私立対策と国公立対策の配分としては、一日のうちに国公立の過去問を二年分解き、私立の過去問を一年分解き、その日に学んだことの復習を2,3時間できるぐらいの配分で勉強していました。
そして、時間管理で意識していたことは「休憩の時間に勉強を食い込ませない」ということでした。
長時間勉強していると結構疲れているので、ちゃんと休憩するために休憩の時には勉強のことを一切考えないようにしてしっかりと休憩するようにしていました。
直前期の効果的な受験対策
ここまで勉強の計画や時間管理について意識したことをご紹介してきました。
次は具体的にどのように勉強していたのかをご紹介していきます。
科目別集中勉強法
それでは私が受験した数学と生物、英語をどのように対策していたかをお話していきます。
数学
まずは数学です。
私立の数学の特徴としては、参考書やほかの国公立大学の過去問には出題されていないような特徴的な問題が出題されることです。
しかし、このような珍しい問題ばかりが出ているわけではなく、国公立大学でも出題されるような定番問題が大半を占める場合が多いです。定番問題を取るためには、今まで二次試験のためにしていた数学の対策で十分補えます。
したがって、特異的な問題を解けるようにすることよりもそれ以外の問題をしっかりと得点していくように対策していきましょう。
おすすめの問題集は「理系数学の良問プラチカ」で、苦手な分野を実際の過去問を通して演習することができます
特異的な問題の対策としては、同じような特異的な問題はあまり繰り返されていることはないため、多くの過去問を解いて問題の傾向をつかむというよりも様々な角度から問題に挑むという練習をしていました。
生物
続いて生物です。私立大学の生物は、参考書にも載っていないような知識問題やあまり見たことのない理解に苦しむグラフ問題が特徴的です。
まず、細かな知識問題に関してはあまり労力をかけて覚える必要はないため、解説をさらっと読み「へーそういうものなんだ」と一度軽く記憶しておき、もしその知識問題が本番で出題されたときは「ラッキー1回見たことがある」と思えたらいいな、という感覚で覚えていました。
そして、理解に苦しむグラフ問題に関しては、そのグラフに関する知識は知っているがグラフ化されると理解しにくくなるという場面がしばしばありました。
その時は時間をかけて段階を踏んで思考することでしっかり理解して、本番でも同じような難しいグラフ問題もじっくり考えて集中できるように練習していました。
また、使用していた参考書は「大森徹の最強講義117講」というものでした。
この参考書は生物のことが深く知れるため、楽しく読むことができました。
英語
最後に英語です。
英語は上の二科目と違い、国公立の二次試験では受験しない科目でした。
また、過去問を解いてあまり上の二科目ほどしっかりと対策する問題の難しさではないと感じたので、英語の対策は軽くして私立対策と国公立対策の配分を保つようにしていました。
英語は大学によって違いが多いですが、私が受験した私立は50語くらいで書く英作文と単語の発音問題が特徴的でした。英語の問題を全体的に見たときにその二つが私の中で引っかかったため、英作文と発音問題の対策をメインにしました。
作文はそこまで単語数が多くなかったのでがっつり対策をするのではなく、共通テスト以前にしていた二次対策の中にある作文問題や模試に出てきた作文問題を見直すことで対策していました。
発音問題は数が多くなかったためあまりがっつり対策するほどではないと思い、単語帳を見るときについでに下の発音記号を見てアクセントを意識することで対策していました。
過去問題の活用方法
ここまでの勉強の紹介の中で「過去問を解く」と沢山言ってきましたね。
では、次は実際過去問をどのように効率的に活用したのか、ご紹介していきましょう。
私が過去問を解くうえで一番意識していたことは「過去問を解くことで何を得たいのか」という目的をはっきりさせることです。
なんとなく過去問を利用していても印象に残りにくいですし、いい点数にならなかった時のショックが大きくなりがちです。
したがって、目的を明確にすることでいくら間違っても「この過去問からはこんなことを得られた!」という満足感を得られ、ネガティブな気持ちが軽減するようにしていました。
例えば、私立対策で過去問を解くときは時間感覚を身につけることや初見の難解の問題を見たときに動揺しないようにすることを一番に意識していました。
入試直前の健康管理とリラクゼーション
受験で合格を勝ち取るためには勉強はもちろんのこと、心と体の健康が重要ですよね。
ここからは受験当日を絶好の体調で迎えられるための健康管理法をご紹介します。
適切な睡眠
健康な体と心を管理するためには、良質な睡眠と適度な休息が必要です。
あまりにも勉強で詰め詰めの日々を過ごしていては疲労のせいで逆効果になってしまうこともあります。
良質な睡眠を得るには、毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることが大切です。
また、起きる時間は試験当日の起床時刻に設定しておくと、試験当日に試験を頭がすっきりした状態で受けることができます。
ただ毎日同じ時間に寝るだけではなく、きちんと早く寝て早く起きるようにしましょう。
私が受験生の時は、睡眠だけでなく生活全体のリズムがある程度毎日一定になるように意識して、勉強のルーティンが崩れないようにしました。
勉強の合間の休息も必要
そして、勉強漬けの毎日では心にも負担が大きいですね。適度な休息が必要です。
私が意識していたことは勉強時間の合間の休憩時間に勉強のことを一切考えないということです。
勉強のことを考えるだけでも少しのストレスになると考え、休憩時間は一切勉強せず、友達と喋るなどの息抜きをしっかりとしていました。
栄養バランスの取れた食事
睡眠に加え、食事も体調に大きく影響を与える要因ですね。
受験生や浪人生の場合、実家暮らしや寮暮らしの人が多いので、親御さんや寮母さんが栄養のある食事を提供してくれる人が多いでしょう。
その食事をできる限り毎日三食しっかりと食べるようにしましょう。
特に朝食は、朝の脳を起こすために必要な食事です。
試験は朝早くからある場合も多く、朝食をしっかりと食べる習慣はつけておきましょう。
試験当日は”いつもどおり”の食事
試験前日や当日はいつも通りの量でいつものようなメニューの食事をとりましょう。
また、試験当日の昼食は私は毎回しっかりと食べるパターンの食事と軽くしか食べれないパターンの食事をもっていっていました。
私のようにかなりの緊張しいの方は、試験当日全く食事がのどを通らないことも考えられるため、その時に備えたゼリーやチョコレートなど糖分を得られるような食べ物をもっていっておくといいでしょう。
効果的なリラックス方法
試験が近づいてくると、だんだんと焦りや不安が大きくなってしまいますね。しかし、そのせいで本番に自分の全力を出し切れないのは惜しいことです。
効果的なリラックス方法を見つけて、試験当日も程よい緊張感で万全の状態で受けれるようにしましょう。
簡単でとても効果のあるリラックス方法は、深呼吸をすることです。
深呼吸をするときに吸う時よりも吐くときに意識を向けて、自分の不安や過度な緊張も同時に吐き出す気持ちですると、スッキリします。
また、体を前後左右に伸ばすのも一つの良い方法です。
他にも「もし合格したら」というポジティブな思考をすることで緊張をほぐすのもいいですね。
試験当日の準備と対応
さて、最後は受験当日をしっかりと抜かりなく迎えられるようにするための準備についてです。
必要な持ち物とチェックリスト
まず、必要な持ち物を一緒に確認しながら見ていきましょう。
私立受験の場合、他県の試験会場であるためホテルに前日から宿泊するという人も多いでしょう。
前泊をする方は念には念をと不安で荷物が多くなってしまうかも知れませんが、荷物は量を考えて持っていくべきです。
試験会場にロッカーがあるところは少なく、大抵荷物はすべて自分の席の横、もしくは椅子の下にすべてしまう場合が多いです。宿泊のための荷物が多いとなかなか邪魔になってしまうので、不安にならない程度に最小限の荷物にしましょう。
それでは、受験会場に必要な荷物を見ていきましょう。
・受験票
・マスク
・上履き、上履き入れ
→試験によりますが、必要の有無が受験表等に書いてあるときが多いので事前に確認しておきましょう。
・筆記用具
→試験要項を見て、机上に置いていていいもの、いけないものを確認しておきましょう。
例えばシャープペンシルの芯はケースのままでいい場合とだめな場合があり、ダメな場合、シャープペンシルの中 の芯を事前に少し多めに入れておく必要がありますね。
・ハンカチ、ティッシュ
→もしもの場合に備えておいておくと安心ですね。
ハンカチは無地のものを、ティッシュは中身だけを取り出したものを準備しておきましょう。
・目薬
→試験会場は空調がとても効いている場合もあり、目が乾燥しやすい時もあります。目を潤わせられるような目薬を準備しておきましょう。
・腕時計、時計
→試験会場に時計が準備されているときもありますが、多くの場合置いていません。
しっかりと時間がずれていないことを確認して、忘れないように持っていきましょう。
・カイロ、ひざ掛け等の防寒器具
→ひざ掛けやマフラーは試験監督が確認すれば試験中も使用していい時が多いです。
試験会場の暖房が効いて熱い時もあるため、カイロは貼らないカイロを準備しておきましょう。
試験会場での注意点
続いて試験会場での注意点です。
試験会場ではすべて試験監督の言う通りにしましょう。
どうしてもトイレに行きたいときや、書かなければいけないことを書き忘れたり書き間違えたりしたときは堂々と挙手して、試験監督の指示に従いましょう。
試験監督のみなさんは優しく対応してくださいます。
不審に思われる行動をとらないように細心の注意を払って、行動していきましょう。
試験中の時間管理
最後に試験中の時間管理についてです。
まず試験開始時に問題に一通り目を通しましょう。そして、得意そうな大問から解くか、順番に解くか、これまで過去問を解いてきた経験をもとに解く順番を決めましょう。
最初は試験時間を大問数で割って、同じくらいの時間配分にすると思います。
しかし、途中で思った以上に時間が押すこともあると思います。
その時には柔軟に次の問題に行ったり、他の自分が得意そうな問題に行ったりして、高得点を狙っていきましょう。
まとめ
私立獣医学部の対策や試験当日の動きについてお話してきましたが、いかがでしたか?
事前に試験要項をしっかりと読み、受験当日に自分の全力を出し切れるように準備していきましょう!
また、試験までの時間が迫ってくると焦りや不安が大きくなりますが、その不安も打ち消せるような万全な試験対策をしていきましょう!
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