【2023年度】東京大学の獣医学課程に入るにはどうすればいいの？

東京大学

2023.09.032023.09.10

「東京大学獣医学課程に入りたいけど、どれぐらい難しいんだろう？」「ほかの大学の獣医学課程と何が違うんだろう？」と疑問に思っている人はいませんか。

今回の記事では、東京大学獣医学専攻の偏差値や入試情報についてまとめました。東京大学獣医学専攻に興味がある方や、東京大学獣医学専攻を目指してるけどあんまり知らないという方は、ぜひ参考にしてください！

東京大学の獣医学課程ってどんなとこ？

東京大学獣医学専攻は理科二類として募集され、1年生から2年生の間は前期課程として教養学部で学びます。その後、学生の希望と前期課程の2年間の成績に応じて各学部に配属されます。

希望通りに獣医学専攻のある農学部に配属された場合、3年生から6年生の4年間を後期課程として獣医学を学べます。

ではここから、東京大学獣医学課程について詳しくみていきましょう。

東京大学獣医学科課程では動物の正常と病態を個体、細胞、分子のレベルで総合的に理解することを目的に教育・研究が行われています。

また同時に、狭い範囲の動物種に限らず、家畜動物、実験動物、野生動物、鳥類、爬虫類、魚類を扱い、様々な教育・研究が行われています。

東京大学獣医学専攻と他の獣医学を学べる大学との違いは何なのでしょうか？

それは上記したような様々な動物を扱っているという点と研究環境が整っている点です。

他の大学では主に扱う動物が畜産動物であったり、愛玩動物であったり、偏ってしまうことが多々あります。

しかし、東京大学獣医学専攻では狭い範囲の動物に限らず多様な動物を扱い、教育・研究が行われています。

また、東京大学に割り振られている研究費は国内でもトップクラスです。

つまり、研究環境が他の大学よりも充実しているということになります。

次に２０２３年度の偏差値を簡単に見ていきましょう。

理科Ⅱ類として募集される獣医学科課程の偏差値は67〜70となり、国内の獣医学部を持つ大学の中では一番高いものとなっています。

前期試験の偏差値としては67〜70となっており、非常に高いですね。

偏差値70とは上位約２％の成績で、100人受けているテストで1位、もしくは2位になる学力が必要となります。

偏差値としては東京大学理科一類とあまり変わりませんが、理科二類の募集人数は理科一類の約半分で少し難易度が上がります。

ここで、ほかの大学の獣医学部の偏差値と東京大学獣医学専攻の偏差値を比べてみましょう。

大学名	偏差値
東京大学	67~70
北海道大学	65
帯広畜産大学、岩手大学、東京農工大学、岐阜大学、大阪公立大学、鳥取大学、山口大学、宮崎大学、鹿児島大学	60～63

ほかの大学の獣医学部の偏差値は60〜63となっており、北海道大学の獣医学部では65ほどです。

東京大学獣医学課程の偏差値は国内の獣医学部を持つ大学の中では一番高いものとなっていますね。

これまでは東京大学獣医学科の偏差値についてお話してきましたが、続いて2023年度の入試の日程や科目などについて説明していきます。

まず、東京大学理科二類では前期試験しか行われておりません。

前期試験の入試日程としては、大学入学共通テストを1/14,15に受け、1/23〜2/3の間に出願受付が行われ、2/14に第1段階選抜の結果発表が行われます。そして第二次学力試験が2/25,26に行われております。

入試科目としては大学共通テストと第二次学力試験とに分けて説明していきましょう。

大学入学共通テスト	第二次学力試験
5教科7科目国語（200）地歴　世Ｂ，日Ｂ，地理Ｂ倫・政経から1科目（100）数学　数1・A（100）　　　数Ⅱ・数Ｂ，簿・会，情報から1科目（100）理科　物，化，生，地学から2科目（200）外国語　英，独，仏，中，韓から1科目（200）	4教科5科目国語　（80）数学　数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数Ａ・数Ｂ（120）理科　物基・物，化基・化，生基・生，地学基・地学から2科目（120）外国語　英（コミュニケーション英語Ⅰ，コミュニケーション英語Ⅱ，コミュニケーション英語Ⅲ），独，仏，中から1科目（120）

大学共通テストは合計900点が110点に圧縮され、第二次学力試験は合計で440点で、2つの試験を合わせて合計で550点となります。