「もう一度、自分を立て直す」──獣医師国試2浪からの逆転合格に至るまで
国家試験対策
2度の不合格を経験し、心が折れそうになりながらも「やめる」という選択だけは浮かばなかった――。
YYさんが3度目の挑戦に踏み出した理由は、特別なものではなくただ“後悔したくない”という真っ直ぐな思いでした。
浪人生活2年目、YYさんは勉強の仕方だけでなく、生活リズム、人との関わり、情報の取り方など、これまでのすべてを見直しました。前編で語られた「孤独」「偏り」「慢心」の反省を起点に、どうそれを改善し、負のスパイラルから抜け出していったのか。
気づけば12月には点数が安定し始め、試験当日の緊張と葛藤を乗り越えて、ついに迎えた合格発表――。
そこにあったのは、解放感と、少しの戸惑い、そして確かに積み重ねてきた努力の実感でした。
この記事では、YYさんがどのようにして“合格へつながる1年間”を築き上げたのかを、具体的な行動・心境の変化とともにお届けします。
同じように浪人を考える受験生へ、リアルで温かいメッセージが届きますように。
浪人を決意したきっかけ
不合格を受け止めた瞬間
――現役・一浪時の受験結果を、どのように受け止めましたか?
YYさん:
結果が出た瞬間は、驚きよりも「ああ、やっぱりか」という気持ちの方が強かったです。
対策が十分でなかったこと、自分の得意分野ばかりに偏っていたことは自覚していたので、悔しさよりも“納得してしまう自分”がいました。
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