「鹿児島大学の入試科目や試験内容って?」「鹿児島大学獣医学部を受験したいけれど、どう勉強したらいいのかな…」と思っている方はいませんか?
大学を受験するにあたって入試科目を知っておくことは重要ですよね。また勉強法は分からないことが多いのではないでしょうか。
今回は、そのような方へ向けて鹿児島大学の入試科目と勉強法について解説します!
鹿児島大学獣医学部の受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください!
鹿児島大学獣医学部の難易度について気になる方はぜひこちらもあわせてお読みください👇
鹿児島大学獣医学部の入試科目は?
まず鹿児島大学獣医学部の入試科目・日程について、共通テストと二次試験に分けてみていきたいと思います。
※以下は令和5年度の募集要項をもとにしています。最新の受験情報は鹿児島大学HPからご確認ください。
配点・募集人数
鹿児島大学獣医学部の共通テストおよび二次試験の配点と募集人数は以下の表のようになります。
前期試験(パターンa) | 前期試験(パターンb) | 後期試験 | |
募集人数 | 10人 | 10人 | 2人 |
共通テスト | 5教科7科目(900点満点)【国語】国語(200)【数学】数I・数IA・数II・数IIBから2(200)【理科】物理・化学・生物から2(200) ※理科は、基礎科目の選択不可【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す](200[40])《地歴》世界史B・日本史B・地理Bから選択(100)《公民》「倫理・政経」(100)●選択→地歴・公民から1科目 | 5教科7科目(450点満点)【国語】国語(100)【数学】数I・数IA・数II・数IIBから2(100)【理科】物理・化学・生物から2(100) ※理科は、基礎科目の選択不可【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す](100[20])《地歴》世界史B・日本史B・地理Bから選択(50)《公民》「倫理・政経」(50)●選択→地歴・公民から1科目 | 5教科7科目(900点満点)【国語】国語(200)【数学】数I・数IA・数II・数IIBから2(200)【理科】物理・化学・生物から2(200) ※理科は、基礎科目の選択不可【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す](200[40])《地歴》世界史B・日本史B・地理Bから選択(100)《公民》「倫理・政経」(100)●選択→地歴・公民から1科目 |
二次試験 | 3教科(600点満点)【数学】数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(備考参照)(200)【理科】「物理基礎・物理」・「化学基礎・化学」・「生物基礎・生物」から1(200)【外国語】コミュ英語I・コミュ英語II・英語表現I・英語表現II(200) | 3教科(1200点満点)【数学】数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(備考参照)(400)【理科】「物理基礎・物理」・「化学基礎・化学」・「生物基礎・生物」から1(400)【外国語】コミュ英語I・コミュ英語II・英語表現I・英語表現II(400) | なし |
鹿児島大学獣医学部の前期試験の受験方式には、パターンa(大学入学共通テスト重視型)とパターンb(個別学力検査重視型)の2つがあります。
この2つの受験方式では募集人数・試験科目は同じですが、配点が大きく異なります。
二次試験の配点比率がパターンaでは40%、パターンbでは73%となっています。
共通テストが得意な方はパターンaで、二次試験が得意な方はパターンbで受験するとよいでしょう。
試験科目としては、
・数Ⅲが必要ない
・理科が1科目選択(物理、化学、生物)
ということが大きな特徴です。
後期試験では、共通テストのみで合否が判定されます。個別試験として学科試験や面接はありません。募集人数もとても少ないため、共通テストで確実に合格できるような点数をとることが必要となります。
入試日程
鹿児島大学獣医学部の受験に関わる日程は以下の表のようになります。
出願期間 | 試験日 | 合格発表 | |
共通テスト | 9/26~10/6 | 1/14・15(追試1/29・30) | ー |
前期試験 | 1/23~2/3 | 2/25 | 3/8 |
後期試験 | 1/23~2/3 | 3/12 | 3/22 |
入試日程は他の国立大学とおおよそ同じです。
大学周辺の宿泊施設や、試験日前後の飛行機は予約がいっぱいになりやすいです。受験が決まった時点で早めに予約しておくようにしましょう。
鹿児島大学獣医学部の試験傾向は?
続いて鹿児島大学獣医学部の二次試験の詳しい試験内容についてみていきましょう!
二次試験のうち後期試験では個別試験がないため、前期試験の英語、数学、生物、化学、物理について解説します。
※鹿児島大学の過去問は鹿児島大学HPに掲載されています。気になる方はぜひ目を通してみてください。
英語
英語の試験問題はおおまかに次のようになっています。
大問1,2:読解問題
大問3 :文法・語句問題
大問4 :和文英訳
大問5 :自由英作文
試験時間は90分、問題のレベルとしては全体的に標準レベルです。
読解問題は文章量もそこそこあり、設問では問題文を理解しているかを問う問題が多く出題されています。文法・語句問題や記号問題も含まれていますが、日本語で記述する問題も多い印象です。
文法・語句問題は基本的な知識が問われています。高校生であれば学校の授業や単語帳の内容で対応することができると思います。
和文英訳や自由英作文についても、対策をすれば十分に対応できるレベルです。ただし英作文では文法などのケアレスミスが命取りとなります。授業などで何度も練習することが大切です。
数学
数学の試験問題は大問3問からなり、大問1は小問集合、大問3は選択問題となっています。試験時間は90分です。
出題範囲としては整数、図形、数列、確率、ベクトルなど数ⅠAⅡBを網羅する内容となっています。しかし大問3が選択問題であることを考慮すると、問題数は少なめです。
問題のレベルとしても基礎〜標準レベルで、学校で使用する教科書で対応可能だと思われます。
ただ共通テストと異なり記述式の問題であるため、解答過程を分かりやすく説明できるように練習が必要です。
生物
生物の試験問題は大問4問からなり、試験時間は90分です。
試験範囲としては年により変化するものの生物・生物基礎の範囲から広く出題されています。
問題としては記述問題も多く、用語や仕組みについて自分で説明できるようになっておく必要があります。計算問題もあるので、対策が必要ですね。
問題のレベルとしては標準レベルです。
化学
化学の試験問題は大問5問からなり、大問1は小問集合となっています。試験時間は90分です。
試験範囲としては理論化学・有機化学が中心であるものの、無機化学の問題も理論分野と絡めて出題されています。化学・化学基礎の範囲から幅広く出題されている印象です。
知識問題もあるので教科書の内容は抜けがないようにしておく必要があります。計算問題も多く出題されています。
問題のレベルは標準レベルです。
物理
物理の問題は大問4問からなり、試験時間は90分です。
試験範囲としては物理・物理基礎の範囲から幅広く出題されており、グラフを書く問題や空所補充もあります。
数学と同じく記述式の計算問題もあるため練習が必要です。
問題のレベルは標準レベルです。
鹿児島大学獣医学部に合格するための勉強法!
では鹿児島大学獣医学部に合格するためにはどのような勉強をすればいいのでしょうか?
ここでは英語、数学、生物、化学について試験傾向をもとにおすすめの勉強法や参考書を紹介します!
英語
鹿児島大学の英語の試験問題では、読解問題における英文の理解力や空所補充・英作文における基本的な文法が問われていましたね。
これらのことから、英語は文法や単語・熟語の基礎知識を定着させつつ同時に読解問題や英作文の対策をしていくのがよさそうです。
文法・語句
文法や単語・熟語の基礎知識は英語力の基本となります。
逆にこれらの基礎知識がないと、読解問題や英作文においても安定して高得点を取ることはできません。
少しでもいいので、できるだけ毎日時間を取りなるべく多く触れるようにしましょう。
読解問題
読解問題は、文章量もそこそこあるため時間内にどれだけ正確に読み取れるかが勝負となります。
時間を図って過去問などで演習するのがよいでしょう。
読解問題で間違えた問題や、問題になっていなくても文章内で理解できなかった部分や単語は、あとで必ず確認して穴を埋めるようにしましょう。
英作文
英作文は、和文英訳・自由英作文ともに練習あるのみです。とくに自由英作文においては時間内に書き、積極的に先生などに採点してもらうのが大切です。
英作文においては自分がミスしたところをノートにまとめておくのがおすすめです。試験前に見直すことでミスを大幅に減らすことができます。
英作文が苦手な方はぜひ試してみてください!
英語の勉強法について詳しく知りたい方はぜひこちらもお読みください👇
数学
鹿児島大学の数学の試験問題は、ⅠAⅡBの範囲から出題され、標準レベルの問題で構成されています。
標準レベルの問題が解けるようになるためには、基本問題を確実に解けるようになることが大切です。
特に数学が苦手な方は、難しい問題に手をつける前に基本問題を確実に解けるようにすることで点数を伸ばすことができます。そのためには、問題数をこなすよりも同じ問題を何度も練習する方が効果的です。
問題集の中で基本問題に分類されている問題や、教科書にある問題は一通り解けるように練習しましょう。
問題集の基本問題、教科書にある問題が確実に解けるようになると自然と難しい問題も解けるようになりますよ。
生物
鹿児島大学の生物の試験問題は、生物・生物基礎の範囲から幅広く出題され、記述問題も多くあります。
教科書の理解
生物においていちばん大切なのは、「教科書にある定義や用語、仕組みを理解し自分で説明できるようになる」ことです。これができずに問題を解いても高得点を取ることはできません。
教科書を読んで何となくわかったつもりになっていても、実際に問題を解くとなぜか解けない、なんてことはありませんか?
教科書の内容は見ているだけでは頭に入りません。自分で説明できるようになるまで何度も覚える必要があります。例えば「遺伝子」と「ゲノム」、区別はついているでしょうか?
このように生物においてはまずは教科書を理解することが大切です。
問題演習
教科書を理解すると同時に知識問題や考察問題、計算問題を練習する必要があります。
知識問題は細かいところでも抜けがないか本番直前まで確認することが大切です。問題集の知識問題の部分を使うとよいかと思います。
考察問題は時間をはかって解き、理解できなかったところは丁寧に確認するようにしましょう。
計算問題は数学と同じように基本問題が解けるようになることが大切です。問題集などで確実に解けるようになるまで何度も練習するようにしましょう。
生物の勉強法について詳しく知りたい方はぜひこちらもお読みください👇
化学
鹿児島大学の化学の問題は、理論・有機化学の問題を中心に無機化学もあわせた標準レベルの問題で構成されています。
理論化学
理論化学では計算が中心に出題されることが多いです。問題集などで基本問題を確実に解けるようになっておくことが大切です。
有機化学
有機化学は、問題演習をしてある程度慣れることが必要です。問題演習をしながら足りない知識や忘れていた部分を補うようにしましょう。
無機化学
無機化学では知識問題として出題されることが多いです。これは覚える必要があるので、教科書に書いてあることは覚えるようにしましょう。図表などにある写真と一緒に覚えると覚えやすいですよ。
まとめ
いかがでしたか?
鹿児島大学は試験科目が比較的少なめで、試験問題は標準レベルであることが分かりましたね。
対策としては基本知識をしっかりと頭に入れ、基本問題を確実に解けるような状態にしておく方法がよさそうです。
鹿児島大学獣医学部を目指す方はぜひこの記事を参考に頑張ってください!!
応援しています!
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