「獣医学科は共通テストの比重が大きいけど、どう対策したらいいんだろう?」「実際獣医大学に通っている人の模試の判定はどのように推移したのだろう?」と疑問に思っている獣医学科志望の受験生はいませんか?
そもそも全国で17大学しかない獣医学部を志望する受験生は母数が少なく、合格体験記の数も多くないため、そういった受験に関する情報を集めるのに苦労しますよね。
今回の記事では、実際に獣医学科に通っている学生が合格するまでの過程をまとめました。
今回お話する獣医学生
これからお話しますのは、現役の獣医学生でありMy Vet AxisのWebライターでもあるnaoの合格体験記です。
以下がnaoの基本プロフィールです。
画像にもあるように一年間北九州予備校で浪人した後に宮崎大学獣医学科に合格しました。浪人の間は実家から予備校に通っていました。
選択科目は現役の時から変わらず理科は化学・生物を、社会は世界史を選択していました。
どうして浪人してまで獣医学科に?
まずお話するのは獣医学科に入ろうと思ったきっかけについてです。
私の実家は酪農家で、小さい時から機会があればよく牛舎に遊びに行っていました。
そこでよく獣医さんにお会いし、病気になったウシの治療やウシの育て方に関するアドバイスをされている獣医さんの姿を見ました。
その獣医さんの姿がかっこいい、と思いその憧れから獣医を目指すようになりました。
受験期間の過ごし方
ここからは獣医学科に合格するまでの期間、主に浪人の時の過ごし方についてご紹介します。
浪人が決まり、四月の最初に考えたことはまず志望校を絞ることでした。
「どこでもいいから国公立の獣医学科に入りたい」と考えていた私は、二次試験の出願をするまで英語、数Ⅲを含む数学、化学、生物のすべての二次対策をしていました。
しかし、実際に二次試験に必要になった科目は数Ⅱ・Bまでの数学と生物だけでした。
この反省を生かし、浪人が決まった時に最初に第一志望を岐阜大学(二次試験は英語と生物)、第二志望を宮崎大学(二次試験は数学と生物)に決めました。
これによってどの教科をどれくらいのレベルまで伸ばす必要か、がはっきりとわかり、1年間の勉強の進め方を決めることができました。
各教科についてどれくらい伸ばす必要があるかが分かったので、次にそのレベルに見合った参考書・問題集を選ぶことにしました。
教科ごとによく使っていた参考書は?
それでは次によく使っていた教材を教科別に紹介していきます。
国語
最初に国語は予備校から配布された問題集をずっと使って、自分で重要個所をまとめたノートを作っていました。
古文の単語帳は「古文単語330」を、漢文では「漢文必携」を使っていました。
古文の単語は予備校からの帰りのバスで一日30単語ずつ読んでいました。
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