獣医学生の中でも志す人が特に多い小動物臨床ですが、実際に働くイメージが出来ている人は少ないのではないでしょうか?
「獣医師になってからどんな勉強をするの?」
「学生のうちにしておいた方がいいことは?」
そのような疑問を解決するべく、関東の動物病院で働く獣医師の先生にお話を聞きました。
この記事はインタビューの後編になります!
就職する病院の選び方や、小動物獣医師の一日の流れが知りたい!という方はこちらの記事をご覧ください。
小さい頃からの憧れと現実とのギャップ
ーーありがとうございます。先生が将来臨床の小動物の獣医師になるということを決定をしたのはいつ頃でしたか?
僕は小学生くらいの時から獣医さんにはなりたいと思っていて、イメージしていたのは動物病院の獣医さんだったので、もうその頃からずっと獣医学科に入りたかったんです。なので獣医学科に入った後もずっと臨床系の研究室にいきたいと思っていて、3年生の時に新しくできた動物病院研究室に入りました。
ーー分かりました、ありがとうございます。では次に就職をしてからと、学生時代に思っていたこととのギャップがあれば教えていただきたいです。
僕は学生の頃も研究室が臨床系で、実際にその診察をするって言う現場を見させてもらってたので、就職してからもギャップっていうのは多分比較的少なかったのかなあと思うんですけれども、やっぱり社会人になってから自分で診察をする・治療するってなると、そこに責任が伴ってくるので、大学の頃は先生が診察してるの見ていればいいだけだったんですけど、そこが大変だなっていうのはすごく感じました。
大学時代の後悔と学生へのアドバイス
ーーありがとうございます。それでは、先生が大学生のうちにもっとやっておけばよかったなぁと思うことや、後悔していることなどがあれば教えてください。
臨床の研究室に入っていたんですが、学生の時は先生がやってることを、すごいなくらいしか思っていなかったんですね。でも後から考えると、その時間はやっぱりすごく貴重なもので、社会人なってからそれを学ぼうとすると、セミナーに行ったりして費用がかかったり、そんな1から10まで教えてくれることがない、という状況だったので、学生の時にちゃんと理解できるくらい勉強しておけばよかった、と思います。
もう一つは、いろんな人とのコミニケーションがやはり大事だと思っているので、バイトだけではなくて、もう少しちゃんと遊ぶことをしてもよかったのかなと思っています。
ーーありがとうございます。では次に後輩に伝えたいことや学生のうちにこういうことをやっておくと社会に出てから助かるよって言うことがあれば教えていただけますか。
動物病院で働く以上は、患者さんとのコミュニケーションをいかに取れるかが大事になってくるので、大学の時に居酒屋やバーとかで獣医と関係のないようなバイトをしていました。そういったところでコミュニケーション力は身につくと思っているので、いろんなところに出ていろんな人とコミニケーションを取るっていうのは、すごく社会に出てやっていく上でも役に立つのかなと思います。
一緒に働く動物看護師さん
ーーありがとうございます。次に動物看護師さんと一緒に働くことが多い職場かなと思うんですが、現場で動物看護師の方に求めることだったり、こういう看護師さんがいてくれると助かるな、ということがあれば教えてください。
1番は考えられる看護師さんですね。言ったことや支持したことをやってくれるのももちろん助かるんですが、それ以上に、動物を見てこの子が今どういう状況なのかをちゃんと把握してその上で、ただどうしたらいいですか?ではなく、今この子はこういう状況なんですけどこうした方がいいですか?って聞けるような看護師さんだといいなぁとは思いますね。
言っていることをやるだけであれば、正直その人じゃなくてもいいよねって思ってしまうので、考えて動けるような人と一緒に仕事したいです。自分のことに置き換えて動ける、ただただ人がやってるのを見てるんじゃなくて自分だったらどうするかな、こういう場合はどうしようかな、ということを考えながら動ける看護師さんがいると助かるかなと思います。
獣医師になってからの勉強
ーーありがとうございます。次に、獣医師は就職してからも、おそらくいろんな症例や知識を新しく学ばなければいけない職業だと思うのですが、そういう自分の勉強時間などは忙しい中でどのように確保されていますか?
僕の場合は、自分が調べたいことがあるから調べますと言うよりは、病気の子がいて、その症例でわからないことがあったり、何の病気でどんな治療法をしたらいいんだろう?という壁に当たってから、それを調べることが多いかな、と思います。その場合は、正直なところ勉強時間を確保するというより、勉強をやらないとその子の命に関わってしまうので、どこかで自分の時間を削っているのかなとは思います。
ーーありがとうございます。少し個人的な興味もあるのですが、症例や疾病の中には、まだなかなか解明されていないことや、本を調べてもなかなか出てこないような事なども中にはあると思うのですが、小林先生はどのように情報を収集していますか?
やっぱり論文の中でも特に、英語での論文を読むようにしていて、日本語の教科書とかには書いてないようなことでも、英語論文で探して見ると、この病気にこういう治療をしてみましたよというような報告はいくつもあるので、これだったらできそうだな、これだったら納得してくれそうだな、というものを探して提案するようにしてます。
ーーありがとうございます。一度もぶれることなく、幼少期に思い描いた獣医さんになられたんですね。それでは今回のインタビューは以上で終了になります。本当に今回はありがとうございました!
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