獣医学部を目指す皆さんの中には、広大な自然とたくさんの動物たちが暮らす地である、北海道に憧れを抱いている人も多いと思います。
そこで今回の記事では、北海道帯広市にキャンパスを持つ、帯広畜産大学の獣医学部について、学校の特徴に加えて偏差値や難易度を紹介していきます。
「帯広畜産大学に興味があるけれど偏差値は高いの?」「他の大学との違いはどんなところ?」など、疑問がある人はぜひ参考にして、帯広畜産大学について知るきっかけにしてくださいね。
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https://seakvetlabo.com/deviationvalue/帯広畜産大学の基本情報!学部の編成や特徴は?
帯広畜産大学は北海道にある国立大学です。獣医学部を持つ国立大学は全国で11校ありますが、帯広畜産大学はどのような特徴があるのでしょうか?
ここからは帯広畜産大学の基本情報について、所在地や学部編成、学校全体の特徴などを紹介していきます。
帯広畜産大学の基本情報について
帯広畜産大学は、北海道帯広市にキャンパスを持つ国立大学であり、獣医師を目指す学生や農業・畜産に興味のある学生にとても人気な大学です。
帯広駅からバスで約30分の場所に位置しており、北海道の中でも比較的郊外にあると言えます。
緑豊かな広々としたキャンパスには、全学部合わせて約1200人の学生が日々学んでいます。
帯広畜産大学の学部編成は?特徴や評判も紹介
帯広畜産大学は畜産学部という学部と、酪農専修という通称別科を有しています。畜産学部は共同獣医学課程・畜産学科課程に分けられ、このうち共同獣医学課程が帯広畜産大学の獣医学を学ぶ学科になります。
共同獣医学課程では、国際的な視野と幅広い問題意識を持ち多様な分野で活躍できる獣医師の育成を目指しており、研究施設が充実していることも特徴のひとつです。
地方の大学ですが、地元では優秀な学生が多く、在学生からも評判のいい大学です。また同じ北海道にある、北海道大学との共同カリキュラムで学ぶため、人気が高くなっています。
帯広畜産大学・獣医学部の偏差値や難易度は?
ここまでで、帯広畜産大学がどのような特徴を持つ大学なのかについて理解できたと思います。
ここからは帯広畜産大学の共同獣医学課程について、偏差値や難易度を紹介していきます。
共同獣医学課程の偏差値や難易度は?
帯広畜産大学・畜産学部・共同獣医学課程の偏差値は60.0となっており、難易度は高いといえます。
また後期試験の偏差値は62.5となっており、こちらはさらに狭き門です。
しかし全国の国公立獣医大学の中では、比較的易しいレベルなため、狙い目な学校ともいえます。
共通テストのボーダー得点率は、2024年度のもので前期試験が78%、後期試験が82%であり、例年であれば合格するためには8割以上の得点率が必要となります。
総合的に判断して、帯広畜産大学の獣医学部の難易度は高いですが、国公立大学の獣医学部を目指す皆さんにとっては狙い目といえるかもしれません。
共同獣医学課程の倍率は?
上記のように、共同獣医学課程の偏差値・難易度について理解できたと思います。では倍率はどのくらいなのでしょうか?
帯広畜産大学・畜産学部共同獣医学課程の倍率は例年、前期試験で3.5〜4.5倍、後期試験で6.5〜7.5倍となっています。これは全国の国公立獣医大学の中でも倍率が高い、つまり人気が高い位置付けです。
帯広畜産大学が獣医大学の中でも倍率が高い原因として、以下で説明する入試方式が一因として挙げられます。また、広大な自然の中で獣医学を学べる環境や北海道大学との共同カリキュラムも1つの要因かもしれませんね。
また、元々さらに上位の獣医学部を目指していた学生が、共通テストで思うように点数が伸びなかったり、二次試験に自信がなかったりして、志望を下げてきているケースもあります。
そのため帯広畜産大学は狙い目といえる偏差値の割に、高い人気と倍率になっています。
獣医学科の倍率の高さについて知りたい方はこちらもチェック!
https://seakvetlabo.com/magnification/帯広畜産大学の入試の特徴は?
ここまでで、帯広畜産大学の共同獣医学課程のレベルや倍率、人気の理由について理解できたと思います。
ここからは帯広畜産大学の入試方式について説明していきます。帯広畜産大学は、入試の特徴が他の国公立大学と比べて非常に珍しい形式になっているため、ぜひ参考にして、受験勉強に役立ててくださいね!
帯広畜産大学のユニークな入試方式とは?総合問題ってなに?
国立大学である帯広畜産大学では、共通テストの受験が必須となります。共通テストは、国語120点・英語120点・数学120点・理科160点・社会80点の合計600点の配点となっています。
そして大学の二次試験では、総合問題形式の試験が行われます。総合問題形式をとる国立大学は非常に少なく、珍しいといえます。総合問題は英語・数学・物理・化学・生物の5教科のうち、3科目を選択して解答するものです。このうち英語は必須選択となっています。
また、後期試験では二次試験の筆記試験がありません。これは全国の獣医大学の中でも非常に珍しく、代わりに200点分の小論文と200点分の面接を行います。
そのためどれだけ共通テストで得点できたかや、小論文の対策を行ったかが合格の鍵となります。
どんな人が有利なの?
では、帯広畜産大学の共同獣医学課程に合格する可能性の高い人はどんな人なのでしょうか?
上記の内容でわかるように、帯広畜産大学の共通テストの配点では理科の配点が高くなっています。
そのため、他の科目よりも理科を得意とする人はチャンスが大きいといえますね。
また、英語が必須選択となっていて、総合問題の選択によっては数学を選択しなくても受験することができます。
そのため、数学が苦手でも、英語や理科が得意な人にとっては狙い目といえるでしょう。
自分の得意科目を伸ばして、受験科目を選択することが大切ですね。
志望校選びに迷っている人はこちらの記事も参考にしてくださいね!
https://seakvetlabo.com/howtoselect/帯広畜産大学のレベルを知って、合格を勝ち取ろう!
今回の記事では帯広畜産大学の獣医学部(畜産学部共同獣医学課程)について、偏差値や難易度、大学や入試の特徴を説明してきました。
自分の学力や得意科目と比較してどうだったでしょうか?
帯広畜産大学は全国の国公立獣医大学の中では比較的入りやすいですが、いずれにしても倍率や共通テストの得点率は高い大学です。
そのため自分に合った勉強法を見つけ、帯広畜産大学ならではの入試方式に対応できる力をつける必要がありますね。
ぜひ今回の記事を参考にして、合格を勝ち取ってください!
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