山口大学の共同獣医学部を受験しようと考えている方、入試科目について気になりませんか?逆に獣医学部には入りたいけどまだ大学を決め切れていないという方もいると思います。
実は、山口大学獣医学部には受験にとてもおすすめのポイントがあります!
今回はそのポイントを、入試科目の観点から解説したいと思います。
山口大学の受験を考えている方、獣医学部に入りたいがまだ受験する大学を決めていないという方はぜひ参考にしてくださいね。
他の大学の受験情報も気になる方はこちらもあわせて参考にしてください👇
山口大学共同獣医学部の入試科目は?
まず山口大学共同獣医学部の受験情報について入試科目を中心に見ていきたいと思います。
はじめに注意点ですが、山口大学の受験情報は令和4年度入学者対象の募集要項を参考にした情報となっております。一般選抜の要項は11月下旬に公開されるようですので、最新の情報は必ず山口大学HPからご確認ください。
【外部リンク】:山口大学■入試関連情報■募集要項 (yamaguchi-u.ac.jp)
定員・配点
山口大学共同獣医学部の定員と配点は以下の表のようになります。
前期試験 | 後期試験 | |
募集定員 | 21名 | 6名 |
共通テスト | 5教科7科目(1000点満点) 【国語】国語(200) 【数学】数I・数IA・数II・数IIBから2科目(200) 【理科】物理・化学・生物・地学から2科目(200) ※理科は、基礎科目の選択不可 【外国語】英・独・仏・中・韓から1科目[リスニングを課す](300[60]) 《地歴》世界史B・日本史B・地理Bから選択(100) 《公民》「倫理・政経」(100) ●選択→地歴・公民から1科目 | 4教科6科目(900点満点) 【国語】国語(100) 【数学】数IA・数IIB(200) 【理科】物理・化学・生物から2(400) ※理科は、基礎科目の選択不可 【外国語】英・独・仏・中・韓から1科目[リスニングを課す](200[40]) |
2次試験 | 2教科(400点満点) 【数学】数I・数A・数II・数B(数列・ベクトル)(200) 【理科】「物理基礎・物理」・「化学基礎・化学」・「生物基礎・生物」・「地学基礎・地学」から1科目(200) | 学科試験なし(200点満点) 【面接】(200) |
募集定員は年により変動することがありますが、後期試験は前期試験に比べ募集定員が少なく、競争率は高いと言えそうですね。
入試科目の詳しい情報は次の部分で解説したいと思います。
入試日程
山口大学共同獣医学部の試験や合格発表の日程は以下の表のようになります。
出願期間 | 試験日 | 合格発表 | |
共通テスト | 9/26~10/6 | 1/14,15(追試:1/28,29) | ー |
前期試験 | 1/23~2/3 | 2/25 | 3/6 |
後期試験 | 1/23~2/3 | 3/12 | 3/20 |
山口大学共同獣医学部の試験日は他の国立大学の試験日とおおよそ同じ日程となっています。
試験日は毎年大きく変動することはないので、飛行機やホテルを利用される方は早めに予約をしておくとよいかもしれません。
共同獣医学部の二次試験は理系科目のみ!
ここでは山口大学共同獣医学部の二次試験の試験科目とその対策について詳しく見ていきます。
前期試験
前期試験は、数学と理科の2教科です。理科は、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物、地学基礎・地学から1科目のみを選択受験します。
2次試験は記述式であるため、共通テストが終わったらすぐに2次試験の対策へ切り替える必要があります。
では、各科目の試験問題について詳しくみていきましょう。
理科については、物理・化学・生物について解説します。
数学
山口大学共同獣医学部の数学の試験問題は大問が4つからなり、数ⅠAⅡBから出題されます。
試験時間は120分あり、問題数を考慮すると比較的長めです。
出題範囲としては、微分・積分が頻繁に出題されるほか、数列、ベクトル、確率、三角関数、整数と幅広いです。
問題の難易度としてはそれほど高くはなく、標準レベルです。
しかし、難易度の高い問題やひねった問題が出題されないため、差がつきにくいとも言えます。
そこで対策としては、問題集の基本〜標準レベルの問題を何度も解き、確実に解けるようにする勉強法が効果的です。
本番は記述式ですので、自分で納得できる解答を作れるようになるまで何度も解きましょう。
本番に「あれ、この問題どうやって解くんだっけ」と迷っている暇はありません。
もちろん計算ミスなどのケアレスミスも命取りになるため、1問1問確実に得点できるように対策しましょう。
物理
山口大学の物理の試験問題は大問4つで構成され、各大問で力学・熱力学・電磁気・波動の問題が出題されます。試験時間は90分であり、問題数のわりには短めだと感じる人もいるかもしれません。
出題範囲としては高校の物理で学習するほぼすべての範囲を網羅した問題となっているため、もれのないように対策しましょう。
問題の難易度としてはそれほど高くなく、計算によって答えが導けるため高得点がとりやすいです。
対策としては、基本〜標準レベルの問題をあらかじめ決めた時間内に確実に解けるように練習するのが効果的です。問題集の問題を時間を計って解くようにしましょう。
計算ミスは致命的ですので、計算ミスが多い方はノートを作り、どんな問題のどこでミスしたのかを記録し、定期的に見直すようにするといいと思います。
化学
山口大学の化学の試験問題は大問5つで構成され、理論化学・無機化学・有機化学から出題されます。
試験時間は90分で、計算問題までしっかり解こうとするとなかなか短いです。
出題範囲としては教科書の隅々まで網羅しており、特に知識問題は細かいところまで頭に入れておいた方がよさそうです。
問題の難易度としては標準レベルですが、大問によっては応用問題も出題されるため他の科目に比べると比較的高めです。
対策としては、過去問を解きながら出題傾向をつかみ、自分に足りないところを問題集の演習で補うとよいでしょう。
過去問にある難題は無理に解こうとしなくても構いません。
まずは基本〜標準問題を確実に解くことができるように対策しましょう。
また、知識問題の対策として教科書は時間を作って隅々まで目を通すようにしておいたほうが良いと思います。特に教科書に出てくる化学式は書けるようになっておくとよいでしょう。
生物
山口大学の生物の試験問題は大問5〜6問で構成され、大問によってはA,Bに分かれています。
試験時間は90分で、問題数のわりに短いです。
出題範囲としては高校生物の範囲を網羅しており、ぬけがないようにしておくことが大切です。
問題の難易度としては標準レベルですが、知識問題・計算問題・論述問題が満遍なく出題されてます。
応用問題も出題されているため、教科書の知識をもとにした考察力や思考力も必要となります。
対策としては、まずは教科書の知識を覚えることから始めましょう。
特に論述問題は教科書の定義がしっかりと頭の中に入っていないと解答できないことが多いです。
教科書の知識を覚えるのと並行して問題集の演習を行うとよいと思います。
問題集もまずは基本問題から始めましょう。過去問に難易度の高い問題があるからと言って、基礎知識がないまま応用問題を解いても意味がありません。
生物の受験対策については別の記事でも詳しく解説しておりますので、生物選択の方は読んでみててください👇
後期試験
後期試験は学科試験はなく、面接のみとなっています。
面接に関しては、先生などを相手に実際に面接の練習をするのが一番効果的です。
練習すればしただけ効果があるので、積極的に練習するようにしましょう。
練習後には振り返りをし、うまく答えられなかったところを答えられるようにすることが大切です。
また、獣医・動物関係のニュースには普段から目を配っておくとよいです。
山口大学共同獣医学部の受験対策におすすめの問題集!
ここでは山口大学共同獣医学部の2次試験対策におすすめの問題集を各教科につきいくつか紹介したいと思います。
筆者も実際に使用していた問題集なので、合格を狙っている人はぜひ参考にしてくださいね。
数学
数学の問題集としておすすめするのは、『標準問題精講』です。
こちらは『問題精講』シリーズの1つで、他にも入門・基礎・上級などがありそれぞれのレベルに合わせて対策することができます。
山口大学の数学の試験問題は、標準レベルで対応することができると思います。
問題数も少ないので、1問1問を確実に解けるようになるまで練習しましょう。
過去問を解いていく中で自分で足りないと思った範囲の問題は他の問題集で補うと良いかもしれません。
理科
物理・化学・生物・地学全ての科目でおすすめの問題集は『セミナー』シリーズです。
こちらの問題集は、基礎的な知識問題から基礎問題、応用問題、計算問題、記述問題まで幅広く対応した問題集となっております。
各単元ごとにまとめてあるため、この問題集にある問題が解けるようになればかなり力がつくと思います。
使い方としては、新しい単元を授業で習っているうちは復習用として使うのがおすすめです。
自分の解けなかった問題を、その範囲の教科書を復習しながら解けるようになるまで練習するといいと思います。
受験直前期は知識問題で抜けがないか確認することもできます。
記述問題対策としては各科目の先生に添削してもらうようにしましょう。
過去問
もちろんある程度学習が進んできたら過去問を解いて出題傾向をつかむことも大切です。
受験する大学が決まり次第、夏休みなどなるべく早い段階で過去問を一度解き、自分の学力と目指す大学が必要とする学力の差を知るといいでしょう。
そうすることでそれ以降の受験勉強の計画も立てやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?
山口大学共同獣医学部は試験科目が少なめで、他の大学に比べて受験対策がしやすいことが分かりましたね。しかしその分1科目に対し丁寧な受験対策が必要となりそうです。
山口大学共同獣医学部を目指す方はぜひこの記事の内容を参考に頑張ってください!
応援しています!
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