新たな研究のために大学院へ!志望動機・受験の流れとは?

sitamori 国家試験対策

「就職する友達が多いけど自分は研究の道へ進みたい!」「大学院への入学ってどんな流れで進むの?」と感じている獣医学生の皆さんはいませんか?

大学院に進む人はあまり多い方ではないので、情報が集めにくく大変ですよね。

そこで今回は、大学院に進学されることを決めた先輩にインタビューを行い、大学院に進むことを決めた理由や大学院入学までの流れについてお話を伺いました!

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今回お話を伺った先輩

下森さん

「勉強を続けたい」という気持ちで大学院へ

ーー今回は大学院に進学される先輩にお話を伺いました。獣医学部で大学院に進まれる人はどっちかというと少数派なのかなと思うのですが、大学院進学を決められた理由について教えていただきたいです。
そうですね。シンプルに勉強を続けたいからというのが理由です。

ーー学部時代の研究をこれからも続けたいということでしょうか?
結構そういう人が多いと思うんですけど、自分の場合は違います。
分野は変えて、今までやっていたこととはまた違うことをしていく予定です。

大学院合格までのスケジュールは?

ーー大学院に進むにあたり院試受験の勉強もする必要があると思うのですが、やはり他の学生の人と比較して1年のスケジュールは変わってくるのでしょうか。
自分の場合は、5年生の終わりごろに「ここの研究室に行きたい」というのが決まりました。
その後行きたい研究室の先生と連絡を取り合って、6年生になって実際に訪問しました。
その後8月くらいに院試、面接、9月に合格発表という感じです。

ーー大学院入試はどんな内容なのでしょうか?
自分のところも含め、多くの大学が専門科目と英語が出題されます。
TOEFLだったりTOEICだったりするんですけど、自分はTOEFLのITPという試験を受験しました。
それが筆記試験で、2日目は面接です。「研究計画書」というものを提出してこれをもとに面接が進んでいきます。

ーー大学院入試に向けてはどのような勉強をしましたか?
入試に向け、専門科目は教科書で勉強しました。英語は単語帳や問題集で勉強を行いました。
最も時間がかかったのは計画書作りですね。行きたい研究室の先生、今お世話になっている研究室の先生とコミニケーションをとり、計画書やプレゼンテーションの添削や指導をしていただきました。
とにかく、先生方とのコミュニケーションが大切だと思います。

研究したいこと・研究する場所は自分次第

ーーありがとうございます。研究の進め方についての計画書を提出されるとのことですが、下森さんは行う予定の研究内容が学部時代と大きく変わっていますよね。新しい研究テーマはどのように見つけていったのでしょうか。
そうですね。学部の頃は基礎研究をしたいという思いがあり勉強・研究を進めていました。そのテーマもすごく面白くて好きだったんですけれど、「臨床の分野も自分の目で見て確かめたい」という気持ちが強くなったんです。そこで、臨床をしながら基礎研究が出来るようなテーマを選択しました。

ーー獣医学を専攻できる大学院は全国にいくつかあると思うのですが、その中でと今進まれた大学院を選ばれた理由はあるのでしょうか?
1番の理由はやっぱり「人が多く集まっている」ということですね。学生同士で切磋琢磨もできますし、環境によって人も変わるというので、しっかりと勉強できるような場所を選びました。

ーー卒業後どう行動しようかは決められているんですか?
研究者として生きていきたいなあと思っています。具体的には、獣医学のいろんな分野を結びつけていきたいと考えています。
そのためには今後いろんな分野の専門家とディスカッションしていく必要があって、それにはやっぱりドクターを取らないという感じですね。

ーー最後に、大学院を志望している学生に一言お願いします。
「研究いいなぁ」と思っている人、勇気を持って一緒に頑張りましょう!

ーー今回は貴重なお話をありがとうございました。

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